KOJOEによるMix CDがOILWORKS Rec.よりリリースされました。
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昨年KOJOEが東京の実験的ヒップホップ・レーベル、blacksmokerからリリースした『Black Smoke Radio』という
ラジオ形式のMIXCDについて、僕は次のように書いた。
「KOJOEの渋い声としゃべりが、まずいい。
ニューヨークのブラック・コミュニティで培われたであろうセクシーな声音とワイルドな英語のアクセントにうっとりする」「かつてイギリス人のライター、クライヴ・アンダーソンは、『ソウル・ミュージックは完全なる声の芸術である』と定義したが、その説に即していえば、KOJOEのしゃべりがソウルそのものだ」。
KOJOEがソウル・ミュージックを愛情たっぷりに紹介していく本作はその続編であり、今後定期的にこの形式の作品を発表していくという。トークを挟みながら、ルーシー・パール、アンソニー・ハミルトン、アリーヤ、ドゥウェレ、ロバート・グラスパー、アウトキャストなど30曲近いさまざまなスタイルのソウルをスピンしている。KOJOEの選曲にはソウルの知識の深さがうかがえるし、彼のラップや歌に当然つながっている。さらに、5LACKとのソウル談義も聴き所だ。
自分の知らないソウルをもっと聴きたくなる。
by ニ木 信